はじめてのウェブサイトを自分でつくり、ちゃんと集客につなげる方法

ただ存在するだけでなく、信頼され、成果につながる最初のウェブサイトを自分でつくるための実践ガイドです。スモールビジネスのサイトが本当に果たす役割、訪問者を問い合わせに変えるページ構成、自分ではなくお客さまを主語にした文章の書き方、そして自分で所有し、改善し続けられるサイトの公開までを扱います。

このガイドの対象者

開発者やデザイナーに頼らず、はじめてのウェブ上の拠点を立ち上げようとしている新規事業者、フリーランス、クリエイター、地域密着型サービス、そして創業者。

このガイドで得られるもの

- 最初のサイトが本当は何のためにあるのかがはっきりわかる

- 訪問者を問い合わせに変えるページ構成

- 自分で所有し、公開でき、改善し続けられるサイト

多くの人の最初のウェブサイトは、見た目は悪くないのに何もしてくれないオンラインのパンフレットです。最初のビジネスサイトのゴールは「サイトを持つこと」よりもずっと絞り込まれていて、役に立ちます。それは、たどり着いた人を問い合わせ、予約、お客さまに変えることです。そのために決めるべきは、目的、構成、そして言葉についてのいくつかのことだけで、そのほとんどはデザインの話ではありません。このガイドでは、役に立つほうのサイトを自分でつくっていきます。

最初のビジネスサイトは、本当は何のためにあるのですか?

最初のビジネスサイトは、訪問者からひとつの行動を得るために存在します。問い合わせ、予約、電話、購入のいずれかです。あなたに関するすべてを並べる場所ではなく、見知らぬ人を「これは誰だろう」から「この人に相談したい」へと導き、次の一歩をはっきり見せる道筋です。まずこのたったひとつの行動を決めてください。すべてのページ、見出し、ボタンは、訪問者がそれを行うのを助けているか、それとも邪魔しているか、どちらかだからです。

よくある失敗は、サイトをパンフレットとして扱うことです。「会社概要」があり、サービスがずらりと並び、ギャラリーがあるのに、誰かが何かをする明確な理由がありません。パンフレットは知らせるだけですが、ビジネスサイトは成約させます。その違いは、情報を増やすことでも、デザインを良くすることでもありません。成約するサイトは、あなたが望むたったひとつの行動から逆算してつくられていて、訪問者はいつでもひと目でその行動にたどり着ける、ということです。

だから、色を選ぶ前に、一文字書く前に、この文を完成させてください。誰かが私のサイトを離れるとき、私と一緒に仕事をしようと決めていたなら、その人がした行動は ___ だった。電話を予約する、見積もりを依頼する、それを買う、リストに登録する。その答えがサイトの仕事であり、それが以降のすべての判断をやさしくしてくれます。

どんなページ構成が訪問者を問い合わせに変えるのですか?

最初のサイトに多くのページは要りません。必要なのは、正しいページを正しい順番で置くことです。訪問者は三つの問いを順番に抱えてやってきます。サイトがその順番で答え、そのうえで行動を求めたとき、サイトは機能します。

五ページ分を上回った一ページのサイト

ある地域の理学療法士は、五ページのパンフレットサイト(トップ、自己紹介、サービス、スタッフ、お問い合わせ)を一枚のページに置き換えました。改善できる痛みを示す見出し、実際の結果を伴う三人の患者さんの成果、初回の診察で何をしていくらかかるかをわかりやすく並べたリスト、そして三回繰り返される「予約する」ボタン。問い合わせは増えました。訪問者は「これは自分向けだろうか」からまっすぐ「予約する」まで案内され、誰も尋ねていない質問に答えるページの中をさまよわずに済んだからです。

成果につながる文章はどう書けばよいですか?

最初のサイトで最も大きなてこは、デザインではありません。言葉がお客さまの問題についてのものか、それともあなたについてのものか、です。多くの最初のサイトは事業について語ります。「私たちは情熱を持って、私たちは何年に創業し」といった具合に。けれども訪問者は、自分自身の状況にしか関心がありません。

成約する文章

ただそこにあるだけの文章

実用的なルールは、訪問者が最初に読むものは、あなたではなく、その人についてであるべきだ、ということです。その人の問題、あるいは望む結果で書き出し、それを届けられると証明し、そのうえで次に何をすればよいかをはっきり伝えます。あなたの沿革、価値観、チームは、それを知りたい人のためにもっと下のほうに置くぶんには問題ありません。ですが、それらは問い合わせを生むものではなく、それらを先頭に置くことこそ、多くの実力ある事業が、誰ひとり成約させないサイトを持ってしまう理由なのです。

自分で所有し、育てていけるものをどう公開しますか?

最初のウェブサイトは一度きりのプロジェクトではありません。訪問者が何に反応するかを学びながら改善し続けていく、その第一版です。だから公開のあとに、二つのことが大切になります。自分のドメインでちゃんと公開できること、そして誰かに戻らずに自分で編集し続けられることです。

ここでこそ、欲しいサイトを言葉で説明してつくってもらうやり方が、硬直したテンプレートにも、開発者を待つことにも勝ります。明確なアイデアから、自分のドメインで公開された速いページまで、すばやくたどり着けて、編集できる成果物を手元に残し、事業の準備が整ったら、パンフレットから予約フローや本物のアプリへと育てていけます。誰を助けるのか、そのたったひとつの行動、そして手元にある証拠を説明し、成約するようにつくられ、あなたが所有して改善し続けられる、はじめてのウェブサイトを手に入れてください。

ひとことでいうと

よくある質問

最初のビジネスサイトには何を載せるべきですか?

ひとつの行動を得るための最小限です。誰を助け、どんな結果を届けるのかを示す見出し、届けられるという証拠(実際の成果や名前入りのお客さまの声)、安心できるだけの十分な情報、そして決断のポイントごとに繰り返される明確な次の一歩のボタン。最初のサイトに必要なのは、正しい数ページ、あるいは一ページだけであって、たくさんのページではありません。

サイトの見た目は悪くないのに、なぜ何も集客できないのですか?

たいていは、それが行動への道筋ではなくパンフレットだからです。知らせはしても、あなたが望むたったひとつのことを訪問者にはっきりとお願いしていない、あるいは文章が訪問者の問題ではなくあなたの事業についてのものになっています。まずたったひとつの行動を決め、お客さまについて書き、あらゆる自然な決断のポイントに明確なお願いを置いてください。

最初のウェブサイトをつくるのにデザイナーや開発者は必要ですか?

もう必要ありませんし、サイトが成約しない理由がデザインであることはめったにありません。大切なのは構成と言葉です。たったひとつの行動を決め、訪問者の三つの問いに順番に答え、その人の問題について書くこと。あなた自身でサイトを説明し、自分のドメインに速いページを公開して、そのうえで改善し続けることができます。

ビジネスサイトとアプリはどう違うのですか?

ウェブサイトは、訪問者を問い合わせに変えることを仕事とするあなたの公開の拠点です。一方アプリには、ログインの向こう側にユーザー、データ、ロジックがあります。多くの最初のサイトは、あとでアプリの機能を必要とします。予約、お客さま用ポータル、実際のシステムにつながるフォームなど。ですから、成約するページから作り直しなしにそこへ育てられるものの上につくると助かります。